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活動レポート

静岡山田錦研究会レポート

平成29年度山田錦「苗」:調査検討会

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会員農家が持ち寄った山田錦の苗

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一つ一つの苗を丁寧に観察

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根の張り具合を確認

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苗の高さを計測

5月31日、花の舞酒造・本社へ、静岡山田錦研究会の会員農家の方々が集まりました。各農家、手には田植え前の「苗」をしっかりとかかえ、それらを順番に並べていきます。これから、会員農家が持ち寄った「苗」を丁寧に調査・観察していきます。
昨年は40個ほどあった「苗」の数が、今年は少ないように感じました。理由を聞いたところ、昨今気温が上がっているため、田植えの時期をずらした方がいいのではないかと考え、まだ「苗」の準備が完了していない農家もいるとのことでした。「苗」の時期をずらすことで、田植え、収穫の時期も変わってくるそうです。「苗」の準備は収穫までの作業を見込んだ上で行われています。
「苗」の調査開始です。

★調査項目:
1)床土・覆土資材名
2)播種日
3)播種量(g)
4)2葉までの長さ(cm)
5)葉齢
6)根張り
7)田植え時期

「苗」は、幹がしっかりしていて、根のはりがしっかりしているものが良いようです。
今年は6月までは気候も安定していそうで安心できそうですが、7月・8月の気温が高くなると予想されているので、稲が弱ってしまわないように、根っこを丈夫に育てる必要があります。苗を強くするために、播種量を少なくし、葉齢を参考に田植え時期を決めていきます。
乗松相談役の話では、今年は「根っこ勝負!」とのことです。
この様に、天候・気温を予測し、毎年の観察データを集積していくことで、静岡山田錦研究会は、質が良く均一な山田錦作りを目指しています。
これらの静岡県産山田錦を使用して醸される花の舞酒造の地酒。これからも、地元農家と連携し、良質な日本酒が提供できればと思います。

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