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活動レポート

静岡山田錦研究会レポート

平成28年度静岡山田錦研究会における山田錦成分検査実施

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会員農家が持ち寄った静岡県産山田錦の玄米

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山田錦の大きさの選別と重量測定

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玄米のタンパク質含有量を測定する「NIRT Grain Tester AN-820」

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タンパク質含有率測定中

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集められた山田のつや、色合い、心白の出具合を評価中

2016年11月、静岡山田錦研究会の会員農家が、今年収穫した酒造好適米、「静岡県産山田錦」の玄米を持ってサンシャイン農場に集まりました。各々、ここで、毎年収穫された山田錦は、大きさの選別前のものと、選別後のものとに分けられ、分析を実施していきます。
選別後の玄米は、「NIRT Grain Tester AN-820」と言う機械で、玄米中のタンパク質含有率を調べていきます。
タンパク質含有率を7%以下に抑えることを目安に、会員農家は山田錦を育てています。
作物を作る環境は毎年違います。温度の違い、降雨量の違いなど、変化に対応しながらも、同品質の山田錦を作ることは簡単ではありません。均質で質の高い山田錦を毎年作るためにも、データ管理がものを言います。
酒造りにおいて、昨今山田錦の需要はますます高まっています。しかし、心白(しんぱく)の大きい山田錦の稲は倒れ易く、管理が難しいと言われています。その中で、静岡山田錦研究会の会員農家が作った山田錦は、タンパク含有量が全て7.3%以下をクリアしています。これは、これまで蓄積された経験とデータにもとづく肥培管理のお蔭と言えます。
酒造好適米である山田錦は、酒造りに適した米です。
今年は、こちらの静岡県産山田錦を100%使用した、熟成純米吟醸酒「今宵は燗だね 花の舞」が、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2016純米酒部門にて静岡トロフィーを受賞しました。
これは、地元産の米100%を使用したことも高く評価されたと考えています。
花の舞酒造では、今後も会員農家とのつながりを大事に、本物の静岡の地酒を多くのお客様へ届けていきたいと思います。

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