English

ホーム > 山田錦研究会 > 静岡山田錦研究会  収穫された酒造好適米「山田錦」の成分分析

活動レポート

静岡山田錦研究会レポート

静岡山田錦研究会  収穫された酒造好適米「山田錦」の成分分析

IMG_5692.jpg

各会員農家より集められた玄米

IMG_5697.jpg

タンパク質含有率を調べる機械

IMG_5771.jpg

タンパク率を計測中

IMG_5777.jpg

選別前の玄米の大きさのバランスを測定中

IMG_5787.jpg

白色と黒色の拝見盆の玄米を見比べていく

IMG_5793.jpg

実りの秋から収穫された酒造好適米「静岡県産山田錦」が、各会員農家から集められました。

集められた玄米は、選別前のものと、選別後のものとで分けて分析を実施していきます。
選別後の玄米は、「NIRT Grain Tester AN-820」と言う機械で、タンパク質含有率を調べていきます。目安はタンパク質含有率7%以下。玄米中のタンパク質率を7%以下に抑えることで、日本酒造りに最適なお米を目指しています。
全ての会員農家の玄米のタンパク質含有率をだすことで、翌年以降の肥培管理の参考にします。肥料の量、水の管理などを実施することで、毎年均一な米作りを目指しています。

選別後の玄米は、ふるいにかけ、その重量を測ることで、玄米のサイズのバランスを測っていきます。お米のサイズにも、均一性が求められます。そのため、集められた玄米は、網目のサイズの2.00?以上では製品としてOK、2.00?未満のものは基準に満たないものとなります。
ここでも、得られたデータと生育方法を検討することで、翌年以降の肥培管理に役立てていきます。 集められた玄米は、白色の拝見盆と黒色の拝見盆に均一に乗せ、色合いを見比べることで、品質を鑑定していきます。ここで、品質の良い農家の玄米が選ばれます。

毎年、成分分析を実施することで、データが蓄積され、翌年以降の栽培管理に活かされていきます。
その結果、均一で品質の高い静岡県産山田錦を作ることができています。 静岡県産山田錦を供給して頂くことで、100%こだわりの、静岡の地酒を造ることができています。農家の想い、酒蔵人の想い、静岡の地酒・花の舞酒造の地酒は人と人のつながりで醸されていると実感した成分分析でした。

一覧を見る