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活動レポート

静岡山田錦研究会レポート

静岡山田錦研究会 夏の田圃(たんぼ)巡回

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静岡山田錦研究会の田圃(たんぼ)巡回

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稲の高さを測定

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稲のCM値を測定

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幼穂長(mm)を測定するために稲をカット

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今年の田圃(たんぼ)状況の説明

連日の猛暑の中、今年も静岡山田錦研究会の夏の田圃(たんぼ)巡回が行われました。

これは、酒造好適米である静岡県産山田錦の田圃(たんぼ)の状況を経過観察し、圃場(ほじょう)管理していくことで、均一で質の良い生育を目指した取り組みです。

会員農家の圃場(たんぼ)を回り、各田圃(たんぼ)の1株茎数、草丈(cm)、CM値、幼穂長(mm)、状況管理などを詳しくチェックしていきます。こうしたデータから、出穂を予想していきます(稲にいつ穂がついてくるのか!?)。

今年の稲は、色にムラがなく、順調に生育しているようです(稲の色にムラがないということは、田圃(たんぼ)に養分が多くあったと思われます)。逆に、天気が良すぎるため、生育が良すぎ、稲が伸びすぎているようです。とは言え、茎は太く育っているため、秋に来る台風に耐えられるのではないかと思われます。

この他の心配事項としては、稲穂1株のもみ数が多く成り過ぎても、くず米が多くなってしまい、良質で均一な山田錦作りとならないのです。

田圃(たんぼ)に肥料をたくさん与えれば、良い米作りになるわけではないようです。酷暑の中、会員農家の田圃(たんぼ)を回り、データを集める、この毎年行われる田圃巡回といった経験の蓄積が、均一で良質な酒造好適米である、静岡県産山田錦作りに貢献していることが伺えます。

花の舞酒造の土田杜氏曰く、「技術は原料を超えることはできない」とのことです。良質な酒造りには、良質な原料が求められます。静岡山田錦研究会からのこだわりの静岡県産山田錦を原料に、秋からの酒造りに励んでいければと思います。

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