ホーム > 山田錦研究会 > 平成27年山田錦「苗」:調査検討会
静岡山田錦研究会
会員農家より持ち寄られた苗
1つ1つの苗を丁寧に観察
根のはり具合も調査
各苗の高さを測定
5月28日木曜日、30℃を超える暑さの中花の舞酒造の精米所内へ静岡山田錦研究会の会員農家がぞくぞくと集まりました。今年も田植え前に、山田錦の「苗」の調査検討会を実施するためです。それぞれの米農家が持ち寄った苗の数は39個。これらを一つ一つ丁寧に観察・調査することで、田植えの時期を決めていきます。
★調査項目
1) 床土資材名
2) 播種日
3) 播種量(g)
4) 2葉までの長さ(cm)
5) 葉齢
6) 根張り
7) 田植え時期
それぞれの苗を見比べてみると、高さ、色、形が違います。同じ静岡県産の山田錦であっても、生育状況は圃場の状況で変化することがわかります。 今年は昨年よりも気温が高く、全体的に「苗」が伸びているようです。 今後の気温変化によって、生育状況は変化するので、次回の7月・8月・9月の圃場(田んぼ)調査でその後の経過をお伝えします。
毎年行われる、静岡県山田錦研究会での取り組みにより、質の高い・均一な山田錦の供給を受けている花の舞酒造としても、身が引き締まる思いです。静岡の地酒・花の舞酒造のこだわりの日本酒を、稲から知ってもらいたい。これもまた、一つの醍醐味ではないでしょうか。