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活動レポート

静岡山田錦研究会レポート

田植えを前に苗の成長をチェック。

苗を持ち込む会員

ずらりと並んだ苗

挨拶する鈴木会長(中央)左は土田製造部長

苗を測定する役員

根の張り具合をチェックする

記録を取る斎藤(中央)

写真を撮る青木製造部長補佐

会長賞を受賞した苗(奥)を観察する会員

乗松相談役の話を聞く会員

久しぶりに顔を合わせ研修会を実施。

 静岡山田錦研究会の「苗持ち寄り研修会」が平成22年5月28日、花の舞酒造(株)で行われました。これは研究会が毎年この時期に行っている定例の活動で、会員が自分の育てた苗を一箱ずつ持ち寄って、その成長具合をチェッし、適切な田植え日を決めるというものです。当日はほとんどの会員とJA営農センター職員、そして花の舞の蔵人が参加。3月4日の総会以来久々に関係者が顔を合わせ、研修会はなごやかに実施されました。

全員の苗を7つの項目でチェック

 会員のみなさんは地区ごとにJAの車などに分乗して集合。開始時刻の午後4時には花の舞の精米工場に苗箱がずらりと並びました。
 まず、静岡山田錦研究会の鈴木良紀会長が「今年は気温が低かったので、分けつのスピードがゆっくりに思います。少し深水にして水温を保って、田んぼを保温してください」とあいさつ。続いて、花の舞の土田製造部長があいさつし、「久しぶりにみなさんの元気そうな姿を見てうれしいです。いよいよ本格的な作業が始まりますが、今年も、いい山田錦をつくってください」と激励、苗の調査が開始されました。
 苗のチェックの方法は、テーブルに順番に一ずつ苗箱を乗せ、その苗を育てた会員にここまでの状況を聞きながら、研究会の役員が?床土資材名・?播種日・?播種量の確認、?草丈・?2葉までの長さの計測・?葉齢・?根張りの確認を行います。そして、それらを勘案して適切な田植え日を決めます。会員は毎年、1年間の山田錦栽培の管理記録をつけています。今年も1月から記入しているため、この日、たとえ本人がいなくてもこの記録さえあれば適切な田植え日を決定することができます。

苗はまずます、今後は分けつが問題

 会員は自分の番が来ると計測している役員の横に並び質問に答え、田植えの時期をいつにするかを相談していました。それが済むと他の人の苗を観察したり、育て方について会員同士で話し合ったりしていました。
 花の舞からは事務局の斎藤が記録係を担当。青木製造部長補佐をはじめ蔵人も調査が終わった苗の撮影係を担当し活動に協力しました。
 すべての苗をチェックした鈴木会長に感想を聞くと、「もみまきの時期の違いで苗の成長にバラつきがあり、同じレベルで判断するのは難しいのですが、どの苗も根を張っていて、無難にもみまきをしていると感じました。全体的にいいと思います。今年は気温が低い日が多かったのですが、暑くなると苗は急に伸びて、逆に焼けてしまうこともあるので注意が必要です。そんなときはビニールハウスの窓を開けて換気しなくてはいけませんが、そのあたりはみなさんうまくやっていると思います」と述べました。
 そして、これからの課題について、「ハウスの中に入っている間はいいのですが、問題は田植えして、分けつがどうかということです。すでに、コシヒカリの田植えは終わっていますが、分けつ、成長が遅い田もあります。例年のような勢いがない。気温の影響かなと思います。分けつを早めてやらないと上に伸びない。最低気温がもう少し上がればいいかなと思います」と話し、気温が気になる様子でした。

三年連続優れた苗をつくった名人

 苗の調査は約1時間で終了。最後に鈴木会長が最も優れた苗として安間啓一さんの苗を会長賞に選びました。安間さんは三年連続の受賞です。鈴木会長は「苗の色が濃いと苗箱の中で伸びてしまいますが、安間さんの苗は色が少しさめています。触ると葉が硬く、ざらざらとしています。葉の幅もほどほどでいい。こういう苗を植えるといい稲になる可能性が高いです。安間さんは苗づくりの名人ですね」とたたえました。
 その後、乗松精二相談役から会員に資料が配られ、これからの研究会の課題についてのレクチャーがあり、研修会は終了しました。
 この後は近くの飲食店に場所を移し、懇親会となりました。研究会のメンバーが生産した山田錦でつくった花の舞のお酒をかたむけながらしばらく歓談が続きました。

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